鰤(ぶり)は好きですか?
大好きだぜ!!!
脂ののった鰤は最高に美味しいですよね!
ところで実は、鰤は大きく分けで2種類の鰤がいるんですよ…。それが養殖のぶりと天然のぶりです
養殖と天然でそんなに味が違うのか!?と思う方も多いかもしれませんが、噂によると味が全然違うらしいです。
ということで、今回は2種類の鰤を食べ比べて、どのような点に違いがあるのか検証してみたいと思います!
鰤(ぶり)について
さて、味の検証をする前に鰤について軽く説明したいと思います。
鰤は出世魚です。出世魚とは大きさによって呼び名が変わる魚の事です。
地域によっても呼び名が変わるようですが、関東地方では
もじゃこ(稚魚)
→ワカシ(35㎝以下)
→イナダ(35~60㎝)
→サワラ(60~80㎝)
→ブリ(80㎝以上)
というように変わります
同じ魚でも、大きさによって呼び方が変わるんだね!
そして今回食べ比べるぶりは、その中の80㎝以上の個体ということです!
養殖と天然の違い
ちなみに養殖と天然の違いはご存じですか?一応この2つの違いも説明しておきたいと思います。
まず養殖を簡単に説明すると、稚魚のうちから人の手によって育てられた魚のことです。養殖のメリットとしては、餌や飼育環境を完全に管理できるため、1年を通して魚の質等を安定させることができます。
対して天然ですが、その名の通り人の手を加えず天然に生息していた魚のことです。時期や年によって個体差は大きいですが、旬の天然の魚は養殖には決して出せない美味しさがあります。
ちなみにぶりの旬は12月~2月です。寒ブリとも言いますよね!このぶりを買った時期は4月なので、旬からは少しずれています。
食べ比べ
ぶりと養殖と天然の違いに詳しくなったところで早速食べ比べていきましょう!
今回食べ比べる養殖ぶりと天然ぶりがこちらです。
奥の薄ピンク色のものが養殖のブリです。手前にあり赤っぽいものが三重県産の天然ぶりです。
それでは、見た目、香り、味の3つの観点からぶりの違いを比較していきましょう!!
見た目
左が天然、右が養殖です。
パッと見て分かるように、色が全く違います。天然の方が赤っぽい色をしており、養殖の方が白っぽい色をしていますね。もちろん個体差や、部位による影響の違いはあると思いますが、大きな原因の1つとして脂の乗り具合による影響があると思います。
養殖のぶりは餌しっかり管理して育てているので、確実に脂が乗り乗りのぶりになります。そのため天然ぶりに比べ身が白っぽくなっています。もちろん、天然でも脂の乗りが最高のものであれば、もっと身が白っぽくなります。
臭い
簡潔にまとめると
養殖のぶりは全く癖のない臭いでいい意味で魚臭さがないように感じました。
反対に天然のぶりは一言で言うと魚らしさのある香りでした。魚の好きな人は、これじゃなきゃ魚じゃないよ!と言い出しそうな感じの匂いですね。
なんとなくですが、小さい子供が養殖のぶりが好きな理由が分かりました(笑)
もちろん魚の締めかたや、保管方法によっても差が出るとは思いますが…
味
食べてみて一番感じたことは、脂の違いでした。
養殖のぶりは分かりやすく脂が乗っていて、口の中に残るような感じの脂でした。若い人は大好きだと思います!
対して天然のぶりは、しっかりと脂があるんですけどサッパリとしている脂です。どれだけでも食べれそうです。最近脂がきつくなってきたなーと感じる人でもたくさん食べれそう!大人の人は天然のぶりを好む人が多そうだと感じました。
まとめ
結論としては、養殖のぶりと天然のぶりは全く違いました!
同じ「ぶり」という魚ではなく、天然のぶりと養殖のぶりで違う種類の魚という感じでしょうか…
人それぞれ好みはあると思いますが子供は養殖、大人は天然が好きそうだなという印象です!
どちらのぶりを買うか悩んだ際には参考にしてみてください!
コメント